<阪神2-1日本ハム>◇25日◇甲子園

 この日まで4試合連続でヒットのなかった大和内野手(25)が、久々の安打、そして逆転サヨナラ劇に男泣きした。

 場面は同点の9回裏。1死一、二塁で積極的に振りにいった。初球を空振り、2球目をファウル。ボールを挟んでからの4球目を打ち付けると、打球は嫌らしくバウンドしショート前方に転がった。大和は快足を飛ばし、一塁へヘッドスライディング。好機を広げ、その後のサヨナラ劇を呼んだ。試合後はベンチ前で思わず涙し、チームメートに肩を抱かれる姿もあった。大和は「すごくチームに迷惑をかけていた。何とかつなげてよかったです」と感無量の様子だった。