<DeNA1-2西武>◇29日◇横浜

 西武菊池雄星投手(21)が、前日28日に死球を当てたDeNAの主砲ブランコに謝罪した。試合前、中畑監督のもとに向かい、頭を下げた。その後、中畑監督に連れられてDeNAベンチ裏に入り、ブランコに直接謝った。

 菊池は「ブランコにも球団の方にも申し訳ないです。ホームランを見に来ているファンもたくさんいる。(ブランコからは)気にするなと言ってもらいましたが、本当にご迷惑をおかけしました」と沈痛の表情だった。

 中畑監督は「いい子だねえ。すぐ謝る機会をつくったのはいいことだと思う。(死球後に)引きずらない環境づくりは大事だね」と語った。ブランコは菊池の152キロ直球を左膝に受けた影響で、この日の試合を欠場した。