<ロッテ1-3西武>◇2日◇QVCマリン

 西武十亀剣投手(26)が、ハラハラドキドキのプロ初セーブを挙げた。2点差の9回にマウンドへ。先頭から連続四球を出し、今江には右前打を浴びて無死満塁の大ピンチを招いてしまう。「きのうも投げて体の変化があったのかもしれません」と振り返った。

 まだ慣れないポジションでの連投だ。それでも、ここからは腕を振って直球を投げ込んでいく。角中とブラゼルを浅い外野飛球に抑え、最後はサブローを遊ゴロに仕留めた。「今1番信用できるのは直球。あの場面は押すことが大事。何とか抑えたいという感覚だった」。バスに乗り込むときには、大きくホッと息を吐き出した。