ロッテの成瀬善久投手(26)が6日、契約更改交渉を行い、現状維持の年俸1億3千万円でサインした。今季は10勝12敗に終わり、入団後初めて負け越した。「ふがいなかった。悔しい。いっぱい投げても、勝たないと意味がない」と自らを責めた。

 交渉の席では1、2軍の選手がより連携できるシステムの構築を球団に求めるなど、投手陣のリーダーとしての自覚も見せた。今季は唐川が飛躍し、来季は即戦力左腕の東洋大の藤岡も入団する。「若い世代が来ると、自分も重圧を感じる。もう少し、しっかりしないと」と表情を引き締めた。(金額は推定)