オリックス鈴木郁洋捕手(36)が13日、ほっともっと神戸で契約交渉し、2000万円増の6000万円(プラス出来高払い)で更改した。オフは今年取得した国内フリーエージェント(FA)権の行使を検討したもののFA宣言せず残留。すでに条件面では合意していた。

 今季は自己最多の89試合に出場。9月20日の試合前練習で送球が顔面に当たり鼻骨骨折しながらマスクを被った“流血出場”と1年間1軍で戦った点も評価された。「初めは休もうと思ったけど、治療して着替えて骨折と言われて休むのは寂しいと思った。やれるならやってみようと。その辺も評価していただいた。下の連中に多少のけがでは休まないというのを見せることができたかな」。新選手会長にも就任し、リーダーとして期待される立場。「いろいろな面で締めないかんところは締めたい。周りから期待されているし、今年以上にやらないといけない。チームとして優勝するチャンスは高くなる年」と意気込んでいた。