阪神の能見篤史投手(32)は10日、兵庫県西宮市の球団事務所で3度目の契約更改交渉に臨み、これまでの提示と同じ4500万円増の年俸1億円でサインした。合意に至った理由については「主張も言わせてもらったし、球団に理解もしてもらった。金額とかではなく、僕の主張の部分が大きい」と話すにとどめた。

 能見は一昨年、8勝無敗ながらも登板数が少ないとされて現状維持。昨季は12勝9敗で、200投球回を超えたことに評価を求めていた。

 今季は8年目。「求められているものも高くなるので、しっかり準備しないといけない」と責任感をのぞかせた。(金額は推定)