Aクラス死守に荒療治よ。オリックス岡田彰布監督(53)が13日、7打席連続三振中の李承■内野手(34)を1軍で起用し続ける考えを明かした。リーグ戦再開となる24日ロッテ戦(QVCマリン)からは先発ローテーションを再編。2軍調整中の木佐貫や朴賛浩にも、再昇格には2軍戦での好結果が絶対条件と明言した。7連続Kと絶不調の李承■も、2軍に落としたりはしない。実戦できっかけをつかめと、岡田監督が荒療治に出る。

 「練習では悪くないんよ。センターから左方向に打ち返しとる。それが試合では外の球も含めて全部引っ張ってしまう。気持ちの持ちようひとつやのに」。

 06年に楽天鉄平が記録したパ野手の連続9打席連続三振にあと2と迫る惨状。それでも練習から内容が悪ければ2軍でやり直せと言える。原因は気持ちの持ちようというのが監督の考えだ。一方ですでに2軍の木佐貫と朴には昇格への結果を求めた。

 「ウエスタンで投げてからよ。以前朴を落としたときは『次は巨人戦』と言うたけど、今回は何も言うてない。開幕投手どうこう言うてた2人がまだ1勝ずつで、借金7やからな」。

 故障者続出のころは2人の不振にもガマンを続けたが、金子千や近藤が戦列復帰し競争させられる状況になった。ガマンより競争をあおることで、借金を返済、貯金作りに転ずる。【堀まどか】※■=火へんに華