オリックス岡田彰布監督(53)が右肘手術から再起した金子千尋投手(27)のリミッターを解除する考えを明かした。肘への負担を考え100球をメドとしてきたが24日再開のリーグ戦で球数制限をなくす。昨季最多勝のエース復活でソフトバンク&日本ハムの2強を追う体制を整える。

 「後ろの投手を使わなあかんことはない。金子に関しては普通にいく。100球超してもな」。ほっともっと神戸で再開した全体練習を見守った指揮官は言った。2勝0敗、防御率2・14の投球を見れば過保護は必要ない。昨季リーグ最多6完封の右腕に1試合を任せられれば7月に9連戦も控える夏場で中継ぎ陣の負担を減らすことができる。金子千も気合十分だ。「最後まで投げるつもり」。先発が予想される26日ロッテ戦(QVCマリン)で、完全復活を証明する。【松井清員】