ロケットスタートで勝利を導く!

 阪神能見篤史投手(32)が今日26日、後半戦開幕の中日戦に先発する。同率2位との3連戦初戦。初回から全力ピッチでいくスタイルを貫くつもりだ。

 能見

 それは変わらない。余力を残して終わるのは(良くないから)ね。まずは試合をつくるのが第一です。

 夏真っ盛り。毎週6連戦の日程を考えれば、少しでも長いイニングをと、欲が出ても不思議ではない。だが、そこにスキが生まれる可能性もある。虎投の柱は初回からエンジン全開で左腕を振るつもりだ。

 前回は17日横浜戦(横浜)で5回0/3を5失点と打ち込まれた。前半戦は4勝7敗と黒星が先行したが、防御率2・87と安定感は抜群。「(黒星の原因は)あまり追求しない。気にしても仕方がないから。反省するところはするけど。原因は、はっきりしているんで」。球宴期間に走り込み、万全の状態で後半戦に入る。

 能見

 やることはやっているんで大丈夫です。

 中日戦は今季、1戦1敗の防御率3・00。ただ09年から2年間で4試合に先発し無傷の3勝で防御率2・00と相性は良い。この日は甲子園練習に参加し最終調整した。借金2からの後半戦開幕。能見が虎を猛スピードで引っ張る。【佐井陽介】