防御率セ・リーグ2位のヤクルト館山昌平投手(30)が20日、登録抹消になった。チームトップ8勝を挙げる右腕の離脱は、首位を走るチームに大きな痛手となる。

 小林チーフトレーナーは「右手指の違和感。3、4番目(中指、薬指)あたり。ピッチングに支障があるということです」と説明した。症状については「ぶつかったとか、そういうことではない」と外傷ではないとした。しかし血行障害の恐れがあり、今後は検査を受けることになる。

 前回登板の11日広島戦は6回途中2失点で降板し、登板後に違和感が生じたという。小川監督は「痛いです。1年間いろいろなことがある」と頭を悩ませた。復帰時期について、同トレーナーは「メドは今日のところは何とも言えない」と今後の状態次第とした。抑えの林昌勇も腰痛で13日に抹消されており、長期離脱となれば、10年ぶりの優勝を目指すチームに暗雲が立ち込める。