阪神が追加日程でのダブルヘッダー開催を覚悟した。沼沢正二球団本部長が5日、東京都内でセ・リーグ理事会と実行委員会に出席。雨天中止などにより、10月13日以降の15日間で10試合を行う追加日程の原案を提示された。現状で1日2試合は組み込まれていなかったが、さらに雨が重なった場合も討議された。

 沼沢本部長は「ダブルヘッダーは覚悟しないといけないという話はしました。選手会がダブルヘッダーもやる、ということでシーズンがスタートしているので」と話した。原案では追加日程の前半に試合を組み込み、10月27日の最終日周辺は余裕を持たせているという。最終局面で雨が降った場合は取り返しがつかない。レギュラーシーズンの打ち切りを避けるための措置で、そのぶん大型連戦も辞さない。沼沢本部長は「13連戦までは覚悟しています。(打ち切りは)最後の最後です」と確認した。

 一方で京セラドーム大阪など甲子園以外の球場使用には否定的。「頭の片隅にはあるけど。チケットの問題があるので現状はできるだけ甲子園を考えています」と説明した。年間シートの兼ね合いもあって使用の可能性は低い。追加日程は各球団の調整をへて9日に正式発表される。