右太もも裏の肉離れで2軍調整中の阪神クレイグ・ブラゼル内野手(31)が、早ければ13日からの中日3連戦(甲子園)で1軍復帰する可能性が出てきた。

 6日、兵庫・西宮市の鳴尾浜で、屋外フリー打撃を行った。キャッチボールを終えると三塁側ベンチ前で故障後初めてとなるノックを27球捕球し、患部の状態を確認。その後、フリー打撃を解禁。筒井育成コーチの球を7割程度の力で8分間打ち込んだ。49スイングでバックスクリーン越え1本を含む柵越え10本。最後は3連発で締めた。豪快な打撃で回復ぶりをアピールした。

 ブラゼル

 まあまあいい感じだったよ。早く1軍に上がれるようにしたいね。走ることが一番のキーになる。打った後に走れないと1軍に上がれないからね。

 打撃練習後は屋外走路でランニング。権田トレーナーは「足の運び方はこちらに来てから一番いい。実戦の前にベースランニングなどの動作を確認する。明日明後日で打って走れるということを確認して判断していければ。リハビリの過程で(実戦を)踏んでいくのが最善の策」と説明した。

 今日7日以降に内野ノックとベースランニングなどを行い、状態をチェック。10日にもウエスタン・リーグ広島戦(鳴尾浜)で実戦復帰し、状態が良ければ1軍復帰が見えてくる。