<日本ハム4-7ソフトバンク>◇7日◇札幌ドーム

 日本ハム梨田昌孝監督(58)が4番中田翔内野手(22)の降格をほのめかした。今季ワースト6連敗で、ソフトバンクとのゲーム差は7に広がった。「(6番の)小谷野と入れ替えようかというところまで来ている。そういうことも考えていかないといけない。(中田)翔だけじゃないけど、つながりが悪い」と話した。

 5回に稲葉の2ランで18イニングぶりの得点を挙げたが、4番の中田は15打席無安打。「仕留めなければいけない球があった。疲れているというのは言い訳」と自分を責めた。福良ヘッド兼打撃コーチは「栄一(小谷野)は状態が上がってきた。8月下旬の西武戦くらいから、いいからね」と話した。

 6月28日ロッテ戦から58試合4番を務めてきた若き主砲を下位打線に降格させることで、首脳陣は現状を打開したい考え。明日9日の結果次第では、ソフトバンクに優勝マジックが点灯する。2年ぶりのV奪回へ、もう、後退はできない。