日本ハム梨田昌孝監督(58)が、他球団での監督業への再挑戦へ意欲を見せ、悲願の日本一達成を誓った。CSファーストS敗退から一夜明けた10月31日、札幌市内の球団事務所で退任会見を行い、今後の自身の展望を披露。日本球界では手腕を高く評価する声がある、貴重な監督適性のある人材。将来的に、もう1度打診があれば「いい話があれば…。望まれることがあれば考えたい」と前向きに話した。

 やや失意の色は見せながらも、晴れやかに果たせなかった夢への執着を見せた。近鉄の監督と選手、そして日本ハム監督としての4年間でも日本一を果たせずに、タクトを置くことになった。「日本一は永遠のあこがれ」というのが、唯一の未練だった。まだ58歳。今オフには阪神の監督候補の1人に名前が浮上した。監督人生を1度リセットし、また他球団で指揮を執るチャンスを待つ。