阪神榎田大樹投手(25)が今オフ、独学トレに励むことを決めた。年明けからの自主トレ期間は東京都内にある古巣・東京ガスのグラウンドで練習予定。当初は岩田など先輩に弟子入りする考えも検討したが、あえて先輩の力に頼らず肉体を鍛え抜く。

 榎田

 基本的に走り込みたいと思っています。そこからキャッチボールで肩を作って、鳴尾浜に帰ったら立ち投げできる状態にしておきたいと思っています。

 キャンプ終了後は12月下旬まで鳴尾浜で自主トレ。年末年始は地元鹿児島で練習し、1月初旬から古巣で汗を流す見通しだ。すでに東京ガス時代の同期・楽天美馬と連絡を取り、パートナーは決定。強い責任感を持ち、自らを追い込む。

 同グラウンドは昨オフ、東京ガスの先輩でもある西武片岡、涌井、楽天松井、さらにレンジャーズ上原も自主トレに使用した場所。一流エキスを吸収しながら、2年目のジンクスに挑む。

 高知秋季キャンプはノースロー調整中。前日6日は右足首痛の大事を取って別メニュー調整したが、第2クール初日の今日8日から通常メニューを再開する。来季は先発転向も視野に入る。和田阪神のキーマンが、原点回帰からオフを突き進む。【佐井陽介】