ヤクルト青木宣親外野手(29)が、球団や年俸など条件面にはこだわらず、30球団OKの姿勢でメジャー挑戦する。ヤクルトは10日、都内で記者会見を開き、青木のポスティングシステム(入札制度)による大リーグ挑戦を容認すると発表した。

 ヤクルト青木の会見には、国内での代理人を務める水戸重之弁護士が同席した。同氏は斎藤隆、福留孝介、川上憲伸ら数多くのメジャーリーガーと契約している。条件面については「ポスティングに掛けてまで(獲得に)いくということなので、出たものに対して交渉していく」と話した。入札がない可能性については「理論的には認識しているが、彼ほどの選手になれば、どこかが必要としてくれる」との認識を示した。

 米国側の代理人業務は「CAA

 スポーツ」が務める。現在、現役メジャーだけで75人以上の顧客を抱え、今季の年俸総額は2億ドル(約150億円)以上。ジーター(ヤンキース)ハラデー(フィリーズ)ブラウン(ブルワーズ)ハワード(フィリーズ)らを擁する大手エージェント会社だ。ポスティング申請の時期について、青木は「向こうの代理人とも相談していきたい」と話した。