和田監督が武将になる!?

 阪神和田豊監督(49)が22日、大阪市北区のTOHOシネマズ梅田で三谷幸喜監督(50)の最新作「ステキな金縛り」の舞台あいさつにスペシャルゲストで出演。母校日大の1学年先輩との異色コラボで堂々のマイクパフォーマンスを見せた。

 秋季キャンプを終えたばかりの指揮官が、地元大阪で舞台デビューを果たした。「場違いというか、緊張します。ステキな金縛り状態です」と、登場するや、さっそく映画のタイトルを織り交ぜて、あいさつ。「ぜひ甲子園に始球式で来てください」と三谷監督にラブコールを送った。「できることは何でもしますよ。日本シリーズの監督もします」と行きすぎた?

 全面バックアップを取り付けた。

 母校が同じ日大で、監督という共通点を持つことから、今回の競演が実現。和田監督は意外な過去を明かした。「実はドラマにちょい役で出たことがある。セリフはなかったですが…」。現役時代に高嶋政伸出演のドラマ「HOTEL」にホテルの客役で出ていた。「何かあったら、使ってください」とすかさずアピール。

 三谷監督も「端正な顔立ち。武将っぽい。笑いのある時代劇をやりたいんですよね」と乗り気だった。脚本を手がけた人気ドラマ「古畑任三郎」では、マリナーズ・イチローを起用しただけに、リーグ制覇→主演デビューも夢ではない。

 今回の作品には、主役クラスの俳優が次々と登場。三谷監督が豪華な戦力を見事に使いこなした。「チームワーク、人間関係が大事。心がけているのは、現場の雰囲気。嫌な空気を作らないように、楽しめる雰囲気作りを心がけている」と金言をもらった。

 和田監督も就任後、初めて一般客の前で決意を表明。「みなさんが喜んで頂ける試合をやっていきます。結果を出します」。新井がFA残留するなど戦力が整いつつあるチームの躍進を約束した。【田口真一郎】