阪神和田豊監督(49)が5日にNHKの「ニューステラス関西」に生出演し、野手キャプテンの鳥谷を新打線のキーマンに挙げた。「鳥谷をどこに置くのかが鍵になる。3番は座り心地がいいが、選球眼が良く、足もある。1番を打たせてもいい。新井に何かあったときは、4番も打ってもらうかもしれない。トリには守りも打線も引っ張ってほしい」。3つの打順は、どれも役割の違う重要なポジションだ。総合力の高い鳥谷だからこそ、慎重に打順を検討していくことになる。

 指揮官はさらに捕手の起用法にも触れた。左膝手術からのリハビリに励む城島に藤井彰、小宮山がレギュラー候補。「まだ膝が万全ではない。144試合マスクをかぶってもらうに越したことはないが、小宮山もいる。3人の併用ではないが週に2回は…、という感じになる」。体調を考慮しながら、併用制で乗り切る考えも明かした。