若手打者は“捕手”になれ!

 中日井上一樹打撃コーチ(40)が貧打解消プランを明かした。今季はリーグ連覇を果たしたものの、チーム打率は12球団最低の2割2分8厘に終わった。そこで「飛ばない」と言われる統一球を克服し、強竜打線復活のために主に2つのポイントを挙げた。

 「もっと層を厚くしていかないと。レギュラーの次に続く選手の成長だね」

 まずは1軍半と言われる若手、中堅打者の奮起が欠かせないという。そして、その選手たちには「頭脳」も要求していくつもりだ。

 「統一球の場合、来た球に対応していては差し込まれる。打席の中での割り切りというのが必要。そのためには捕手の配球を考え、狙い球を絞っていくべき。(来春)キャンプではその辺の勉強もしてもらう」

 若手、中堅打者にとっては体だけでなく、頭も疲れるキャンプとなりそうだ。