ドラフト1位伊藤隼太外野手(22=中京大中京)らと中堅レギュラーを争う阪神柴田講平外野手(25)は能見打ちでキャンプに仕上げる。関本賢太郎内野手(33)に誘われ、能見篤史投手(32)、小宮山慎二捕手(26)と1月に合同自主トレを行う。能見は例年通り、1月から投球を行う予定。今季12勝の大黒柱を打撃投手に、キャンプ前から実戦感覚を養うまたとない機会だ。

 「僕たちは練習試合で結果を出さないといけない。キャンプインがスタートじゃない。もう始まっている。オフはないと言われているので気が抜けない」

 ライバルを蹴落とすために、休んでいる暇はない。「厳しい練習になると思うので、ついていきながら盗めるところは盗んでいきたい。ピッチャーと練習することはあまりないので」と能見エキスも吸収する。

 10日は兵庫・伊丹市内で行われた「フェスタ・イン・いたみ」に参加。じゃんけん大会や質問コーナーで約400人の参加者と触れ合った。