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鳥谷、想像絶する注目からドラ1伊藤守る

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ファンをバックにユニホームを持ち笑顔を見せる鳥谷(撮影・田崎高広)
ファンをバックにユニホームを持ち笑顔を見せる鳥谷(撮影・田崎高広)

 ハヤタを守る! 阪神鳥谷敬内野手(30)が、ドラフト1位・伊藤隼太外野手(22=慶大)のサポートを約束した。16日、大阪市内の大阪市大病院・小児病棟で交流会に参加した鳥谷は、ともに関東の大学出身で、同じように即戦力ドラ1として入団した後輩の盾になり、1年目からの活躍に導いていく。

 その孤独感はきっと、鳥谷にしか分からない。ドラ1ルーキー伊藤のサポート役は野手キャプテンが適任だ。何でも聞いてこい! 頼れる大先輩が優しい笑顔を浮かべた。

 鳥谷 普通に聞かれて、答えられないことはない。グラウンド以外で余計なモノをなくせるようにしてあげたい。取材されるのが好きなタイプなのか、嫌いなのか分からないけど…。関東から来ているし、キャンプが終わったら精神的にしんどい部分もあると思う。そこらへんを少しでも緩められたら。

 出身校は自身の早大と同じ東京6大学の慶大。プレー前から期待されるルーキーの気持ちは痛いほど分かる。自身も03年にドラフト自由枠で入団。その直後から想像を絶する注目を浴び続けた。最もキツかったことは? そんな問いかけには冗談交じりにチクリと“口撃”した。「それは記者でしょ。四六時中いるんで練習よりキツイ」とニヤリ。1年目の04年春キャンプを苦笑いで振り返った。

 鳥谷 朝の散歩には記者がいて、ご飯を食べていても…。夜間練習して寝たらすぐ朝。休む時間がなかったですね。

 だからこそ後輩の苦労を想像し、先手を打った。報道陣を見渡し「逃げられる方法があったら教えてあげて」と、笑顔でお願い。だが、そんな重圧や期待を力に変えてきたのが鳥谷だ。伊藤隼は入団直後から「1年目の過ごし方、注目される中でどうやったのかを聞いてみたい」と弟子入りを志願していた。師匠側も受け入れ態勢は万全だ。

 この日は大阪市大病院・小児病棟を訪れ、子供たちと交流を楽しんだ。昨オフも同病院を訪問し、実は今年9月下旬、子供たちを甲子園に招待していた。来季はもっとしびれる状況を観戦してもらうつもりだ。

 鳥谷 来年も元気になって球場に来てもらいたいですね。今年は3位、4位を争う状況だった。来年はぶっちぎりで、チケットを取れないような中で招待したいと思っています。

 会の締めには来季の「ぶっちぎりV」を堂々宣言。ゴールデンルーキーの盾となり、チームを引っ張る。12年も鳥谷は虎のリーダーに違いない。【佐井陽介】

 [2011年12月17日10時15分 紙面から]







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