おれを忘れるな~と海の向こうからお願い!?

 阪神を戦力外になったマルコス・ベキオナチ内野手(25)が30日、日本での現役続行を希望するメッセージを日刊スポーツに寄せた。

 「コーチに教わったことは今後の野球人生に生かしていきたい。できるなら今後も日本でプレーしたいと思っているよ」

 育成で入団した際は、かつてヤンキースでA・ロッドの後継者と目された経緯も注目された。52試合で2割5分5厘、4本塁打と期待された成績を残せず、1年で日本を離れた。紳士的な性格で「ナッチ」の愛称で慕われていたが、異国の野球に戸惑いもあった。

 「サインは経験がないほど多くて難しかった。攻撃だけでなく守備でも多くのサインがあって慣れるのにすごく時間がかかった」

 現在は故郷ベネズエラで行われているウインターリーグに参戦中。「まだ来季の所属チームも何も決まってないけど、頑張っているよ」。好物の焼き肉やラーメンなどのジャパニーズフードを食べられる日は再び来るか?