日本ハム金子誠内野手(36)が、よみがえった肉体でフル出場を目指す。8日、山梨県内で行っている自主トレを公開。アップダウンの激しいゴルフ場をランニングした後は、キャッチボールやティー打撃など精力的に汗を流した。「このオフは(プロ入り)18年間で初めて、きちんと治療した。144試合出たい。やれる限りやってやろうって思う」。ここ数年悩まされ続けてきたアキレスけんやふくらはぎの不安を解消し、01年以来となるフル出場を目標に設定した。

 目が違った。合同自主トレを行う金森敬之投手(26)、植村祐介投手(23)ら若手と同じ、徹底的な下半身強化メニューを黙々とこなした。「監督が変わって状況も変わっているから。遅れているものを急ピッチにするのは危険だけど、ハイペースでやって、それを緩めることはできる」。キャンプへ向け、全力で体づくりに励んでいる。

 今季はプロ19年目。「周りには(節目の)20年とか40歳まで頑張れと言われる。期待に応えるためには、試合に出ないとね」。若手にそうやすやすとポジションを譲るつもりはない。