目指すは歴史的なアーチだ!

 ソフトバンクドラフト4位白根尚貴内野手(18=開星)が8日、福岡・西戸崎合宿所に入寮した。打者転向する白根はオリックス北川モデルのバットを持参した。プロでの「商売道具」となるバットには人一倍こだわりがある。主な荷物は寮へ送っているが「バットは1本持ってきました」。木製と金属の違いはあるが、高校時代から使っているのが北川モデル。グリップは通常のバットより太めのタイプで重量も930グラムと高卒ルーキーにしては重い。「僕は振り回すより球を乗せて飛ばすタイプなので重いバットの方がいいんです」。体重100キロのパワーを生かせるバットをプロでの「伴侶」に選んだ。

 北川と言えば01年、近鉄でリーグ優勝を決めた代打逆転サヨナラ満塁弾で有名。北川ばりの強烈なインパクト弾を目指し、今日9日から始まる新人合同自主トレに励む。【前田泰子】