無念のリタイア1号…

 阪神ドラフト2位の歳内宏明投手(18=聖光学院)が8日、新人合同自主トレ初日(鳴尾浜)で別メニュー調整を行った。昨年末の自主トレ中、キャッチボール相手の遠投を追いかけた際、右足首を捻挫したもよう。軽傷の見込みだが、大事を取った形だ。

 常川チーフトレーナー

 しばらくは様子を見て別メニューにします。まだ走ったら痛みがある。重傷ではありません。

 病院には行かず、アイシングなどで治療中。歩行は可能で、軽いテーピング処置が施されているという。この日は軽いダッシュでウエートルームに向かう姿も見られたが、屋外練習は回避。室内で患部に負担がかからない体幹トレーニングなどを行った。

 歳内

 (新人選手と)一緒にやりたかったんですが…。そこまで大したケガではないですけど、最初なので。キャッチボールもできるし、ダッシュが痛いぐらい。そこまで悪い訳じゃないんで、出来るだけ早く戻れるようにしたい。

 和田監督からは「無理しないように。ゆっくり頑張ってくれ」と声をかけられた。高卒の大器だけにあえて復帰のメドは立てず、慎重に回復を待つ方向だ。悔しいリタイアをバネに変え、復帰後の猛アピールを狙う。