阪神山口高志投手コーチ(61)が9日、小林宏投手(33)に早期登板指令を出した。先発投手陣について「4人は固まっている。3人は柱になってもらわんとあかん。6人じゃ回らんから5、6、7、8、9あたりが同じ力で」。先発に転向する小林宏については「コバヒロもそこで投げてほしい。最初の2試合ぐらいでやれるというのを見せてほしい」と早期実戦登板を注文。例年阪神は2月中旬に初実戦が行われる。そこでのアピールに期待をかけた。

 小林宏は例年2月下旬が初実戦マウンドだが、契約更改した昨年11月末に「先発するなら球数も多くなる。実戦で多く投げることになるでしょうね」と早期登板への意気込みを示していた。移籍1年目の昨季は42試合で1勝5敗、防御率3・00。セットアッパーとして救援失敗も目立ち、2軍落ちも味わった。リベンジの今季は若手なみの早期実戦で試される。