楽天に哀川翔似の「ヤジ将軍」ならぬ「声出し将軍」が現れた。新人合同自主トレ3日目の14日、Kスタ宮城のスタンドにドラフト4位岡島豪郎捕手(22=白鴎大)の野太い声が響いた。「ヨッシャー!
ウオリャ~」。30メートルの階段ダッシュ18本。みんな元気がなくなりかけていた。そんな仲間を鼓舞。「武藤さん、走って」と2歳上の社会人投手をいじると、高校生の三好には「あと3本。頑張ろう」と励ました。
キリッとした眉毛に切れ長の目。「哀川翔さんに似ていると言われたことも」と告白したが、存在感抜群の俳優のように地声の大きさには自信がある。秘密は強靱(きょうじん)な声帯。大学時代に後輩と5時間、ぶっ続けでカラオケを熱唱した。高音域が難しいT-BOLANの「離したくはない」も歌いきった。翌朝、後輩は声をからしたが、岡島だけは「へっちゃらでした」との逸話を持つ。
その声が武器となる。野手への指示は捕手の大事な役目。大きな声は投手を安心もさせる。視察した三輪バッテリーコーチは「捕手は声が大事。うちで声を出すのは嶋ぐらい。活性化するよ」と期待した。岡島も「声でも目立ちたい」。寮の部屋には、最新空気清浄器プラズマクラスターを持ち込んだ。のどのケアは欠かさない。
この日で合同自主トレ第1クールを終え「新人らしく、がむしゃらに行きます」と誓った。哀川の「一世風靡セピア」のように「そいや!」と叫ぶことはしなかったが、これからプロの世界を風靡(ふうび)するつもりだ。【古川真弥】




