楽天土屋朋弘投手(26)が17日、肉体改造で1軍定着を誓った。今年から先輩の小山らと沖縄・うるま市内での合同自主トレに参加。5時間を超えるハードトレーニングで“スパルタ教師”小山にしごかれる毎日だが、充実した表情で「意外とついていけてます。こっちに来て2、3キロ体重も増えました」。

 沖縄流増量計画だ。現在体重は77・6キロで、理想は80キロ以上に設定。「とにかく体をでかくしたい。体重が増えた方がシーズンを通して戦えると思うので」とテーマを掲げた。食べる量は3食とも増えたが、特に夕食を増やした。「全部食べて終わりと思ったら、小山さんがもっと食えって…。どんぶりご飯もう1杯とソーキそばを食べてます」。シメに沖縄名物を平らげるのが日課で「胃袋も大きくなった」と、早くも内臓の改造は成功したようだ。

 昨季は6試合の登板にとどまったが、3年目の今季は「1軍定着、35試合以上登板」を目標とする。「去年はキャンプで体ができてなくて、紅白戦もボコボコでした。今年はベストの状態でいきたい」。鋭い腕の振りと球持ちの長さを生かすべく、沖縄で土台作りを完成させる。【斎藤庸裕】