すし100貫ぐらい食いねえ。楽天星野仙一監督(65)が、選手に対して大食のススメを説いた。25日、Kスタ宮城を訪れ、選手らの自主トレを約1時間視察した。「ウチの選手は細いのが多いな」とぼやき、若手はスタミナ不足の傾向にあると指摘。阪神監督時代のエース井川はすし100貫を平らげていた、というエピソードを披露しながら、食べまくって体力を増強するよう求めた。
星野監督はKスタ宮城の室内練習場で自主トレ中の選手を見渡した。現在増量中の井坂らの話題になり、報道陣相手に言った。「最近の選手は食が細い。井川なんかはよう食っとったよ。王さんもよう食ったな」。阪神からメジャーに挑戦した教え子の大食漢ぶりや、偉大な世界の本塁打王らを例に挙げながら、大食いのススメを説き始めた。
1年間戦えるスタミナと体力づくりのための増量だ。「あいつ(井川)をすしに連れてったら、100貫は食う。連れて行くなら回転ずしだ」と冗談も交えながら話した。1日の成人男性の摂取カロリーは平均2000キロカロリー程度。仮に1食で、しめサバを100貫食べたとすると、それだけで約1万3000キロカロリー(かっぱ寿司ホームページから計算)。「もちろん朝、昼、晩はしっかり食わんといかん」と規則的な食生活を前提に、食べまくるよう求めた。
選手はシーズン中の体重減とともに疲労が重なり、それがケガにもつながる。昨季52盗塁をマークした聖沢も後半戦で失速し、盗塁王を逃した。このオフに5~6キロ増量して75キロに増やしたが、星野監督は「あと10キロぐらい増やしてから絞った方がいい」と、さらなるボリュームアップを促した。
この日は新人合同自主トレを初視察した。ドラフト3位三好匠内野手(18=九州国際大付)の姿が見えないことに「九州の子は?
体調不良?
もう風邪か」と、体力不足に残念そう。2週間の久米島キャンプは、休日1日、朝7時からアーリーワークの地獄キャンプだ。それでも「体力のないやつは疲れてきたら食えなくなる。無理してでも食わんと。お茶漬けでもいいから流し込むんや」と、食べる方でも容赦はしない。昨季4月は好調も交流戦から失速。安定した強さを保つべく、星野楽天が食から強化する。【斎藤庸裕】



