ジョーが激走!

 阪神城島健司捕手(35)が長崎・佐世保合同自主トレで100メートル超のダッシュを連発していることが26日、判明した。年明けから「城島塾」に入門していた3年目捕手の原口が帰阪し、鳴尾浜で自主トレ。走り込み漬けの毎日を充実感たっぷりに振り返った。

 原口

 ランニング量、体幹トレーニングの量が思っていた以上に多かった。ハードなメニューでした。PP(ポール間)走を20本やった日もあった。みんな同じメニューをしていましたよ。

 ピチピチの19歳原口が驚くほどの走り込みを、城島がクリアしていた。左膝手術、右肘靱帯(じんたい)損傷からの再起へ、状態を上げている段階。左膝は順調に回復しているようだ。

 PP走とは球場の右翼ポール、左翼ポール間をダッシュするメニュー。自主トレ地は両翼93メートルの佐世保球場。フェンス沿いを曲線を描いて走れば1本で推定120メートルといったところ。20本となれば1日2・4キロをダッシュした計算になる。

 原口は24日に合同トレを打ち上げた。城島は24日までの時点で俊介、野原将、原口ら若虎と本格的な走り込みを敢行していた。後輩に向けて「走り込みが一番大切」と説いたという。

 自主トレ公開日の11日には「2月1日にボールを使って、みんなと同じ動きができる状態にするのが目標」と説明。その言葉通り、地道に階段を上っている。首脳陣は1軍沖縄キャンプは一塁手でスタートさせる方針。復調の速度が上がれば、捕手復帰の時期が一気に近づく。【佐井陽介】