昨年11月下旬のイベント中に転倒して左鎖骨を骨折した阪神桧山進次郎外野手(42)が順調な回復をアピールした。30日、故障後初となるノックを行った。宜野座ドーム内で正面のゴロを37球捕球し、返球。軽快にゴロをさばいた。「そんなに無理な動きはしてない。正面だけ軽くね。(室内の)人工芝はイレギュラーしないし、そういうのもあるから初めてやった」と問題なしを強調した。

 グラウンドで行ったキャッチボールでは最大60メートルで54球。一塁側のブルペンでは“投球練習”も行った。立ち投げで12球、捕手を座らせて16球を投じ「肩づくり」とニヤリ。打撃練習はドーム内で右手1本でのティー打撃88スイング、左手を添えてインパクトの瞬間に離しながら10スイング。「まだまだ全然。スイングは両手でいけるかなという確認ぐらい。骨も完璧になっていない」と慎重に調整を進めていく構えだ。