和田阪神は休んで勝つ!

 阪神救援陣の主力に異例のオフが与えられた。3日のヤクルト戦(神宮)が雨天中止になり、急きょ守護神の藤川球児(31)、福原忍(35)、榎田大樹(25)、筒井和也(30)の4投手が練習参加を免除された。開幕して3試合を戦っただけだが、チーム方針が浮き彫りになった。

 藪投手コーチは「(4投手は)休養だよ。昨日も動いているし、いい休養になればいい」と説明した。3月30日からの開幕DeNA3連戦で藤川、筒井、榎田は連投。福原は投手陣最年長のベテランだ。昨季までは雨天中止になった日に練習免除になるケースはほとんどなかった。これはコンディショニングを最重視する「藪イズム」の一貫だ。

 今季、この姿勢を継続するかと問われた同コーチは「もちろん、もちろん!

 しっかり休まないと」と話す。沖縄キャンプ中も投球過多を防ぎ、むしろ実戦で好結果を残すためにも「投げない重要性」を奨励してきた。シーズン終盤でフル回転すべく、無理のない調整で好調を維持する。