オリックス井川慶投手(32)の4・30初登板プランが13日、固まった。メジャー帰りの左腕は今日14日、神戸市内の選手寮「青濤館」に隣接する室内練習場で、初めてシート打撃に登板することになった。

 実戦形式の練習を終えると、ウエスタン・リーグで2試合に登板する予定。順調ならば、17日からの広島3連戦(由宇)中に先発で2~3イニング、さらに24日ソフトバンク戦(福岡ヤフードーム)に先発で5イニングを投げる見通しだ。

 昇格前のラスト登板は天候に左右されないドーム球場、しかも昨季の日本一チームの本拠地になる見込み。1軍ゲームの予行演習を行って、中5日の登板間隔で30日西武戦(京セラドーム大阪)で“デビュー登板”を迎える形だ。

 井川は11日に2軍残留組で、入団後2度目となるフリー打撃に登板。打者を相手に82球を投げている。2軍から報告を受けた赤堀投手コーチは「自分からもう少し(球数を)投げさせてほしい、と言ったと聞いた。いいことだと思う」。6年ぶりに日本球界に復帰した「K」が、4・30に向けて着実に準備を進めている。