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広島バリントン森野と口論、一触即発

バリントン(右)と言い争う森野。中央は止めに入る緒方コーチ
バリントン(右)と言い争う森野。中央は止めに入る緒方コーチ

<中日5-4広島>◇24日◇金沢

 広島ブライアン・バリントン投手(31)は24日、闘志が空回りしリーグワーストの8敗目を喫した。3回無死一塁の攻撃で、一塁走者として併殺崩しで二塁にスライディング。その際に中日井端弘和選手(37)の左足をスパイクし、ベンチに引き揚げる際、三塁手森野と口論になり、両軍がベンチから飛び出してにらみ合った。勝ち星に恵まれないうっぷんは、次戦にぶつけるしかない。

 バリントンがほえた。森野が大声で何ごとかを話すと、振り向いて詰めよった。ただならぬ雰囲気に、両軍ベンチから一気に人が飛び出した。騒ぎはすぐに収まったが、不穏な空気が漂った。

 発端はバリントンの、ハードスライディングだった。3点を追う3回、先頭で打席に立つと今季初安打となる左前打を放った。一塁走者となり、続く天谷の二遊間への打球を中日荒木が好捕。二塁へ転送した瞬間、併殺崩しで二塁ベースカバーの井端に向かってスライディング。右足にスパイクする形となった。倒れ込む井端を横目に、何食わぬ顔でベンチへ引き揚げた右腕は、森野の抗議でスイッチが入った。

 バリントン 近くのスライディングで、危険だと言うことだったんだと思う。だけど、打者が天谷だったしダブルプレーをつぶすのが僕の仕事。足を狙って、ケガをさせようとは思っていない。

 予兆はあった。風速5メートルを超える強風が吹き荒れる中、両翼91・5メートルの狭い球場での投球に神経をすり減らしていた。1回にいきなりブランコの2ランで先制を許した。2回先頭の井端への2球目は、投球動作に入ったところでタイムをかけられ、その投球を認められずに両手を挙げて抗議するしぐさを見せた。そして、続く平田にバックスクリーンへ本塁打を許していた。

 チームは助っ人の闘志に奮起したのか、4回に7安打を集中させ4点差を追いついた。だが、バリントンは踏ん張れず6回7安打5失点でリーグワーストの8敗目。開幕から2カ月過ぎても、3勝止まりという現状に焦りもある。指揮官は右腕の心情をくみ取った。

 野村監督 もったいない失点が多かった。悪い内容が続いていて、ストレスもたまっているだろう。もう1度、配球とかを考えてね。四球での自滅じゃないから。

 リズムに乗れない右腕の復活は、上位進出のための絶対条件。きっかけをつかむためには、白星を積み重ねていくしかない。【鎌田真一郎】

 [2012年6月25日9時52分 紙面から]









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