阪神榎田大樹投手(25)の戦線離脱が長期化する可能性が出てきた。左肘関節痛で15日に出場選手登録を抹消され、16日に2軍施設のある兵庫・西宮市の鳴尾浜でリハビリ開始。「大事な箇所なので、最短を目指してやるのもどうかなと思う。最短にこだわらず、上がれるときにしっかり状態をつくって上がれればいいかなと思う」と話した。球宴出場を辞退したため最短復帰は8月5日の広島戦となるが、早期復帰よりも万全の状態に戻すことを優先させる考えだ。

 この日は左肘周辺のストレッチとマッサージの後、自転車型トレーニング器具のメニューを午前と午後30分ずつ行った。左肘の強い張りがとれるまで、無期限でノースローを続ける。権田トレーナーは「前半戦を通して、結構投げた。1日2日で張りが出ているとは思えない。ノースロー期間は、限定しない」と説明した。