逆転3連覇へ、中日高木守道監督(71)が24日、後半戦全カード勝ち越しの究極目標を掲げた。盛岡から空路移動し、ナゴヤドームで全体練習を視察。「巨人の失速は考えづらい。何としても勝ち越していかないと。負け越していては苦しくなる」。首位巨人との4・5ゲーム差を踏まえ、残り60試合を2勝1敗ペースで届く82勝を最低の優勝ラインに定めた。
キーマンには、すでに指名した和田に加えて山崎を挙げた。「彼が打ってくれたら大きい」。今日25日の後半開幕阪神戦でも4番を張ることが濃厚。ブランコ離脱で得点力不足が深刻な中、この男の復活なしに巨人追撃は厳しい。指揮官は「ランナーを置いての1本」に期待を込めた。
山崎も望むところだ。「大役だね。監督にそう言っていただくと励みになる。優勝争いの大事な時期。得点圏でどれだけかえせるか。前半の分もチームに貢献したい」。球宴前に左足を大きく上げるフォームを取り戻して上り調子。自身と同じ戦力外から復活し、球宴第1戦でMVPに輝いたDeNA中村の姿からも勇気をもらったという。
「あの活躍は自分を見てる気がしてうれしかった。頑張れば夢の舞台に立てる。すごく刺激になった。残り60試合、チームも正念場だし俺も正念場だからね」
後半戦開始は得意のナゴヤドーム、そして前回3連勝した阪神戦。山崎と同様に高木監督も表情を引き締めた。「球宴に出たのはみんな元気になったやん。抹消された能見もピシャリで」。鳥谷、平野、藤川、能見が活躍した猛虎復活を警戒。挑戦者の境地で白星を奪い、巨人の背中を追う。【松井清員】



