<中日4-1阪神>◇26日◇ナゴヤドーム

 夏バテなんて関係なし!?

 中日が高木守道監督(71)の積極采配で、後半戦スタートの阪神戦に連勝した。これで今季ナゴヤドームでの阪神戦は7勝1分けとなった。試合前に関係者からうなぎを差し入れされた指揮官は「みんな精をつけて元気をつけて頑張ります」と大喜び。71歳監督は暑い夏もモリモリ元気だ。

 指揮官が動いた。0-1の5回。森野のヒットから敵失、暴投で1死二、三塁のチャンスを作ると、高木監督は迷うことなくベンチから立ち上がった。わずか1度しか打席に立っていない柳田に代えて堂上剛。その堂上剛がライト前に同点打を放つと、5回1失点の先発ソトにも代打を送った。積極的に動きまくる。自ら仕掛ける。これが守道流の采配だった。

 高木監督

 コーチは(ソトに)もう1イニング投げさせてほしいと言ったけど、点を取りにいかないといけない。例え打てなくてもそういう攻撃をすれば、乗ってくるんだから。

 その言葉通りだった。6回から登板した2番手山井の好投。その裏に森野のタイムリーで逆転した。9回には本調子ではない守護神岩瀬の代役として防御率0・00の助っ人右腕ソーサを投入。まんまと逃げ切りに成功した。

 試合前からご機嫌だった。今日27日が土用の丑(うし)の日ということで、試合前に愛知県養鰻(ようまん)漁業者協会からうなぎのかば焼きがプレゼントされた。手渡された高木監督は「みんな精をつけて元気をつけて頑張ります」と大喜び。ただ、年齢が年齢だけに、しばらく考えて「もう精はつかんわ。元気は出るけど」と周囲を爆笑させた。

 高木監督

 明日からの(ヤクルト戦)3つを名古屋でしっかりやって東京(31日からの巨人戦)に乗り込む前にいい形で終えたい。また(オーダーを)今夜、寝ずに考えなイカンな。

 球宴で全セの指揮をとった竜の将は、球宴休みもなく働きっぱなし。ただ、そんな愚痴はひとつもない。体からは勝利への情熱がほとばしっている。まだこれから。首位巨人を追いかけるスタミナは十分にある。【桝井聡】