<西武1-1オリックス>◇2日◇上毛敷島

 剛球が復活した。オリックス井川慶投手(33)が6年ぶりの国内復帰で最速の146キロを連発した。7回3安打無失点。7月18日ソフトバンク戦の5回から連続無失点を14回1/3と延ばした。

 05年以来7年ぶりの西武戦。ハイペースで飛ばした。3回2死二塁では秋山を146キロの外角直球で中飛。146キロを5球、145キロを6球も計測した。

 「無失点に抑えて、ゲームを作ることができたのはよかったと思います」。岡田監督も「点をとられないわけやから。3つ、4つの四球はいつものこと。それでもゼロに抑えるんやから」と高く評価した。

 張り切りすぎたのか?

 試合途中で左脇腹付近に張りを覚えた。岡田監督に「7回までいけ」と言われて104球を投げて交代。9回に岸田が追いつかれて3勝目は消えたが「本当は完投しないといけない場面。飛ばしすぎた。後ろのピッチャーに任せてしまった。ちょっと張ってオーバーヒートしたんでね」。患部をアイシングして、病院にはいかない予定。井筒チーフトレーナーは次回への影響に「今のところないかなと思います」と見通しを語った。