ロッテに、エース成瀬善久投手(26)と同じ小学校出身で、ロンドン五輪の競泳男子400メートル個人メドレー銅メダルの萩野公介(17=作新学院)を始球式に招くプランが浮上した。9歳違いで面識はないが、ともに栃木・小山市の羽川西小で育った縁がある。成瀬は「メダルを取ってから地元の人から聞いて(同じ小学校と)知った。会えたらいいですね」と後輩との対面を希望した。

 萩野は史上最多18個の金メダルを獲得した怪物フェルプスを抑えてメダルを獲得した。一方で成瀬も08年北京五輪に出場。カナダ戦で勝利投手になるなど、4位でメダル獲得には1歩及ばなかったが、五輪舞台の重みは知っている。

 成瀬以外にも岡田幸文外野手(28)が萩野と同じ作新学院出身と、ロッテにとっては接点がある。16年リオデジャネイロ五輪の金メダル候補といわれ、栃木出身のAKB大島優子がコンサートへの招待を希望するなど“ライバル”は多い。梶原球団広報も「萩野選手は高校生なのでスケジュールの問題もあるが、同じ小学校と話題性もあるし、成瀬も会いたがっているので、前向きに検討して調整できれば」とオファーへ動く意向だ。【広重竜太郎】