<中日2-1広島>◇9日◇ナゴヤドーム
守道竜が広島を3連倒し、5度目の5連勝を飾った。殊勲はドラ3田島慎二投手(22)。またもやスクランブルの救い投げだ。「打者の途中から投げるのは大学(東海学園大)の時もありました。ダメだと思うとすぐ代えちゃう監督だったんで」。昨年までの貴重な体験も生きた!?
肝っ玉ルーキーはちゃめっ気たっぷりに笑った。
2点リードの6回。0封の先発ソトが負傷で緊急降板した。ここで高木守道監督(71)の指名は田島だ。本来より1イニング早い。しかも代打東出にカウント2-1の打者有利。だが動じなかった。初球ストライクでファウルを取って2-2とすると、フォークで遊ゴロ料理。2イニングで2安打を許したが、無失点でしのいだ。
「マウンドに集まった時点ですぐ肩をつくりました。今回は2点リードだったんで(前より楽でした)」
7日の同カードでは首脳陣の連携ミスを救った。1点リードの6回、高木監督がブルペン映像に映った武藤と田島を見間違え、球審に田島への交代をコール。監督の「田島ですね」の問いに、武藤を行かせるはずだった権藤投手コーチも「うん」とうなずくWの思い込みで緊急登板した。そして勝利の方程式入り後初めて2回を投げて白星をけん引。この日が中1日、再びの2イニング登板だった。
高木監督もたたえた。「ああいうところは田島ですよ。でも今後は1イニング。好調な広島に3つは計算してなかった。3つ取ったのは大きい」。貯金を最多の19とし、2位を狙う眼下の敵を10差離す引導勝ち。巨人追撃へ田島の大車輪は欠かせない。【松井清員】



