<中日0-9巨人>◇14日◇ナゴヤドーム

 11日に脳内出血のため63歳で急逝した中日稲葉光雄2軍投手コーチの通夜が14日、名古屋市内で営まれたが、チームは弔い星を挙げられなかった。

 ナゴヤドーム初登板の大野雄大投手(23)が5回3失点で今季初黒星を喫した。4回高橋由の中前適時打で先制を許すと、5回には打球処理で判断を誤るなど、ミスを連発。村田に2点タイムリーを浴びて力尽きた。

 「当たり前のプレーを当たり前にできませんでした。それが失点につながり、しんどい回にしてしまいました」。降板後は反省しきりだった。

 「さまざまな思いがあった」というマウンド。稲葉投手コーチにはプロ入り直後から指導を受けた。左肩の故障を抱えていた大野に「万全になるまで我慢しろ」と辛抱強く見守ってくれた恩人だった。「大事にしてもらったから今がある。負けられない」と試合に臨んだが、白星をささげることはできなかった。