阪神のドラフト2位ルーキー歳内宏明投手(19)が9月1日広島戦(甲子園)にも本拠地先発デビューする可能性が出てきた。22日、中日戦に先発して敗戦投手となった二神の2軍降格が決定し、先発6番手が再び空席となった。今月末のDeNA戦までは現在1軍にいる先発5人で回せるが、8月31日からの広島3連戦は“6人目の男”が必要となる。2軍で好投を続ける注目の新人右腕に再びチャンスが巡ってきた。

 歳内は現在、ウエスタンリーグ8試合に登板して4勝1敗、防御率1・96。1軍の先発6番手を狙う候補としては秋山らもいる。だが、7月の球宴期間中の練習で1軍のシート打撃に登板した際、和田監督が歳内の投球について「いいものを見せてもらった」と発言。山口投手コーチも「遠くないやろ」と1軍デビューの可能性を示唆していた。

 チームはまだCS出場の可能性を残しており、メッセンジャーを中4日で登板させるなど、スクランブル体制で勝利を求めている。今月25日に登板予定の2軍ソフトバンク戦(鳴尾浜)で結果を残すことが大前提だが、有力な候補であることは間違いなさそうだ。