<コナミ日本シリーズ2012:日本ハム1-0巨人>◇第4戦◇10月31日◇札幌ドーム

 歴史に残る好勝負だ。栗山日本ハムがサヨナラ勝ちで巨人に連勝し、対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。0-0の延長12回1死一、二塁、途中出場した15年目の伏兵・飯山裕志内野手(33)が左越え二塁打を放ち、4時間15分の熱戦にケリをつけた。

 日本ハムが延長12回、飯山の適時打でサヨナラ勝ち。シリーズのサヨナラ勝ちは09年第5戦巨人以来で、日本ハムのサヨナラ勝ちは、東映時代の62年第5戦、日本ハムでの81年第1戦に次いで3度目。1-0のサヨナラ勝ちは、延長11回に黒江のサヨナラ本塁打で勝った70年第1戦巨人以来、42年ぶり2度目だ。第4戦は0-0で延長戦に突入。シリーズの延長戦は47度目だが、0-0で延長に入ったのは57年巨人-西鉄の第4戦、62年阪神-東映の第7戦、70年巨人-ロッテの第1戦に次いで42年ぶり4度目。57年は延長10回で0-0の日没引き分け、62年は延長10回に両軍が1点を挙げ、70年は延長11回にサヨナラ。両軍が延長11回まで無得点を続けたのはシリーズ史上初めてだった。