西武が2月に高知・春野で行われるB班(2軍)キャンプに、テニスコーチの小浦猛志氏(70)を特別講師として、招聘(しょうへい)することが24日、分かった。育成をチーム強化の軸に据える中、育成計画の1つとして他業界の一流指導者を特別講師に招く計画が浮上。クルム伊達公子、浅越しのぶらトップ選手を指導してきた同氏に白羽の矢を立てた。長年の経験と豊富な知識で、若獅子に一流アスリートへの道しるべを示してもらう狙いだ。

 小浦氏の指導法は単なるフォーム指導ではなく、タイミングやリズム、バランスの習得を徹底するやり方という。体の仕組みを理解させた上で、プレーに必要な動きの全てを根本から体に植え付ける。40歳を超えても世界レベルのプレーを維持しているクルム伊達の下地をつくったと言える。

 競技は違えど、体の動きや使い方など野球に共通するものも多く、一流の指導論を肌で感じられるのも、大きな経験と財産になる。特別講義は約2時間の予定でトレーニング論に加え、一流選手の精神論も吸収する。西武の未来を担う若手たちが、名伯楽の金言を胸に、一流選手へと駆け上がっていく機会となるはずだ。