<西武6-2ソフトバンク>◇3日◇西武ドーム

 ソフトバンクが4連敗を喫し、まだ5試合とはいえ09年4月17日以来4年ぶりの単独最下位に落ちた。チーム打率も2割1分2厘とリーグ最低。秋山幸二監督(50)も「(打線の)つながりがな。(全体の)調子が上がってくりゃいいんだが」と顔をしかめた。

 その中で光明となったのが新外国人ブライアン・ラヘア内野手(30)。今季早くもチーム3度目の打順変更で、初の4番に起用された。4回、西武野上の外角高め直球をジャストミート。「しっかり捉えた結果。手応えは十分だったので入ると思った」。滞空時間の長いアーチを描き左翼席最前列へ来日初本塁打をたたき込んだ。昨季カブスで16発放ったパワーを見せつけた。

 6回には2死三塁から、左腕小石の内角直球をコンパクトに中前に返す適時打。メジャー時代から苦手にしている左腕から結果を出した。

 オープン戦は全20試合に出場。チームトップ、12球団4位の打率3割4分5厘をマークした。しかし、シーズンでは相手の攻め方が全く変わり、4試合で14打数2安打とスロー発進。丁寧に攻めの違いを説明しサポートした藤井打撃コーチは、今後も4番起用かと問われ「結果も出ているわけですから」と否定しなかった。

 開幕から2カード(2試合以上)連続負け越しは88年南海以来25年ぶり。開幕5戦で借金4は90年以来と負のデータが並ぶが、新4番ラヘアは「すべては勝たなければならない。チーム一丸となって個々の力を信じてやればいい。チーム力は一番あるチームなので」と試合後、厳しい表情で気持ちを切り替えていた。【石橋隆雄】