元巨人投手の大友工(おおとも・たくみ)氏が12日午前5時28分、急性白血病のため東京都内の病院で死去した。88歳。兵庫県出身。軟式野球出身で、49年に巨人入り。52年7月26日の松竹戦では無安打無得点試合を達成した。53年は最多勝、最優秀防御率などに輝き、沢村賞とベストナインにも選ばれた。55年には30勝を挙げて2度目の最多勝を獲得するなどエースとして活躍した。60年は近鉄で15試合に登板。通算成績は294試合に投げ、130勝57敗、防御率2・11だった。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は次男の泉(いずみ)氏。