<ソフトバンク2-5ロッテ>◇6日◇ヤフオクドーム
ソフトバンクが秋山スペシャル不発で3連敗となった。指揮官が編み出した先発森福の裏ワザ。オール中継ぎによる継投は5投手のうち4投手が失点した。「点取りゲームに入ってくれればいいかなと思ったが、そうはいかなかった。中継ぎも踏ん張り切れなかったということでしょう」。打線が低調とあって、試合の主導権を握れなかった。
森福允彦投手(26)が腰痛離脱した大隣の代役で先発した。二保ら数名の候補にチーム事情、中長期的な展望をかけ合わせて生まれた「ウルトラC」。ただ真の狙いはセットアッパー再生にある。3日西武戦で満塁弾を浴びるなど、森福は僅差の場面で明らかにパフォーマンスが低下していた。腕が振れない理由を、高山投手コーチは「蓄積疲労とWBCで張り詰めたものが切れ、(開幕前に)左肩を痛めたこともある」と分析。失点しても攻撃機会が残される序盤のマウンドで復活させようとした。
結果は2回4安打1失点。6個のアウトをすべて三振で奪いはしたが、球が高く、逆球も目立った。そして評価は二分した。「いいきっかけでした。今日はすごく腕が振れた。収穫がありました。制球はバランスの部分なので」。課題克服に森福が笑顔だった一方、高山コーチは厳しい。「キーマンと思っている」とした上で、「低めに行かないし、両サイドの制球もね…。総合的な判断で、もう少し楽なところで投げさせると戻ってくるのかな」。
森福は8日からのオリックス2連戦を欠場し、福岡で中継ぎとしてミニキャンプに入る。勝利の方程式を支えてきた左腕が本来の姿に戻らない中、チームは3連敗で借金1に逆戻りした。【押谷謙爾】



