藤浪、菅野に続き、ヤクルトが「電光石火の先制攻撃」で大谷にもプロの洗礼を浴びせる。23日の日本ハム戦は、相手先発が投手デビューとなる大谷翔平投手(18)だ。記念すべき相手に“指名”されたヤクルト池山隆寛コーチ(47)は「力のあるボールを持っている」と認めた上で、「まずは黒星をつけないとね」と必勝を期した。
攻略の鍵は「立ち上がり」にある。ヤクルトは今季、阪神藤浪、巨人菅野に初対決で初黒星をつけた。その2試合に共通するのは、硬さが見られる1回に先制したこと。いくら大物とはいえ、最初は緊張するもの。出ばなをくじくことで、ルーキーの勝利を期待する球場の雰囲気も変えた。大谷にも当てはまる。池山コーチは「どんな形でも先制点が重要」と力説。大谷にノビノビと投げさせないように持っていく。
そのためにも、休んでなどいられない。21日の札幌移動後、外国人野手らを除くほぼ全選手が室内練習場で打ち込んだ。2連敗中で最下位だけに、池山コーチは「今の状態じゃ、大谷どうこうじゃない。まず明日、勝つことを考えないと」と今日22日の日本ハム戦に集中した。大谷と同郷となる岩手出身の畠山も「(大谷は)意識していない。まずは明日、連敗を止める」と力を込めた。
それでも「二刀流ルーキー」の投手初見参は、大注目の一戦になるのは間違いない。小川監督は「注目されると思うけど、大谷だからどうこうじゃなく、勝つためにやるわけだから」と冷静だった。勝利に向けて「黄金新人攻略レシピ」通り、大谷に一気呵成(かせい)に襲いかかる。【浜本卓也】




