中日高木守道監督(71)が21日、テスト生のメジャー19勝右腕ヘスス・コロメ投手(35)に合格内定を出した。ほっともっと神戸のブルペンで岩崎を打席に立たせ、140キロ台の真っすぐやチェンジアップ、スライダーを30球投じさせた。救援を期待する高木監督は「今日のとこはOK。1イニング抑えてくれれば十分」とうなずき、坂井球団社長に「いいですよ!」と笑顔で報告した。
テスト自体は守道劇場全開のドタバタだった。若手野手とのシート打撃で実力を測ることを明言し、堂上直や高橋周らが練習後に居残りで準備した。試合用のマウンドも整備され、緊張感が高まった。だが監督はブルペン投球を見ただけで「もういいよ!」とシート対決を中止。堂上らもあっけにとられ、ネット裏でテスト開始を待っていた坂井球団社長や西脇編成担当もぼうぜんとなった。坂井社長は「えっ、終わったの?
監督の陽動作戦?
せっかく見に来たのに」と苦笑いした。
ただしコロメは昨季所属したメキシカンリーグで薬物違反により出場停止処分を受けた経歴の持ち主。西脇編成担当は「検査結果が出るまでは」と、正式な合否は20日に受診した薬物判定が出る月末まで持ち越す方針を示した。
実技はOK、でも最終関門は?
当面は2軍練習に参加させ、検査をパスすれば6月上旬にも竜投に加わる。【松井清員】



