広島とのCSファーストステージ第2戦(13日)での先発が予想される阪神能見篤史投手(34)が「ぶっつけ本番」で決戦に臨む。能見は今季最終登板となった1日中日戦で左手薬指を負傷。当初は13日先発へ間隔があくため、実戦感覚を維持しようとシート打撃登板が検討されていた。だが、中西投手コーチは「シートはやらずにブルペンでいいということだった」。山口投手コーチも「(指の影響ではなく)本人がそれでいいと言った。1回ローテを飛ばすような感覚」。能見自身の意向でシート打撃登板は行わず、大一番に向かうことになった。

 8日は甲子園で行われた残留練習に参加。遠投を行うなど、左手薬指の回復具合は順調な様子だった。